
Honno Sukoshi Dake
あの時泣きやんでくれない君に
なんて言ったか僕は覚えている
下駄のそばには割れたヨーヨー
でも君が突然泣き出したのは
別の理由だった
人混みの中手をつないだ
はぐれないように 君たぐり寄せた
不安そうに 僕の顔見上げては
思わず可笑しくてふきだした
あの縁日の帰り道 日が暮れる街に
伸びた二つの影達
はしゃぐ僕たちに釣られて
踊ってるようで
なんだかすごく妙で
でも君といるとすべてが色付く
そう触れるもの見るものが息衝く
ささやかな幸せに気付ける
君は大切な何かを知ってる
だからその笑顔が曇らないように
僕が助けられてるように
いつかあの夕日が涙に暮れたら
君より少し強くなるから
ほんの少しだけ待ってて
ほんのちょっぴりでいいんだ
僕が君より
強くなるまで待ってて
ほんのちょっぴりでいいんだ
僕が君より
悲しませるものの半分でも
少しだけ強くなれればそれで
持ってやれるくらい強くなるから
そのちょっぴりできっと君が救われて
僕は少しの間ヒーローになる
ほんの少しだけ待ってて
A little bit それで笑顔が溢れるね
強くなるまで待ってて
触れる手 握る手 すごく誇らしげ
いつになるやらって やっと
だから今日だけはちょっと任せて
ほんの少し君は笑ってくれたっけ
君より強くなる ほんの少しだけ
あれから何年もたった今日にも
同じ縁日に二人でやってきた
君の手の中に割れずにあるヨーヨー
僕ら いくらかは
幸せに向かえたのかもしれない
たとえ君に手を差し伸べても
僕は責めてしまう 自分の弱さを
それでもしゃがんで君と面と向かう
今の僕に何が出来るのか きっと
悲しみの中に潜む喜び
喜びの中潜む悲しみ
考える事で見える意味
探しながら二人過ごした日々
ほんの少しだけ 君より
誰より僕が君のために
強くなりたいんだ 君より
誰より僕が君のために
優しい君に付けこんでくる
少しだけ強くならなきゃダメで
奴らもたまにはいるからね だから
ほんのちょっぴりの勇気を振り絞って
僕は君だけのヒーローになる
ほんの少しだけ 君より
A little bit それで笑顔が溢れるね
強くなりたいんだ 君より
触れる手 握る僕 すごく誇らしげ
君を笑顔にするのは
だから今日だけはちょっと任せて
ほかの誰でもなく僕の役目なんだ
君より強くなる ほんの少しだけ
ほんの少しだけ待ってて
ほんのちょっぴりでいいんだ
僕が君より
強くなるまで待ってて
ほんのちょっぴりでいいんだ
僕が君より
悲しませるものの半分でも
少しだけ強くなれればそれで
そのちょっぴりできっと君が救われて
僕は少しの間ヒーローになる
持ってやれるぐくらい強くなるから
ほんの少しだけ待ってて
A little bit それで笑顔が溢れるね
触れる手 握る僕 すごく誇らしげ
果たせたと思えば約束は
だから今日だけはちょっと任せて
破れてしまう
まるで落ちたヨーヨーの様に
Honno Sukoshi Dake de 槇原敬之/KURO - Letras y Covers