ねえ　ずっとさ　

あなたは隣で笑ってくれると

僕は思っていたのになあ

あなたが見てきた

その全てをこの眼で僕は追っていた

寝ても覚めても

この世界はさ　余りに眩しくって

だから今日も美しい未来について色を成す

開けっ放しのカーテンが

鏡越しでそっと揺れていた

まるで風に靡くあなたの髪

ねえ　ずっとさ　

あなたは隣で笑ってくれると

僕は思っていたのになあ

ねえ　心の呪いが

解けないとしても

決して独りにしないから

思い出に刻まれた微笑みが

絶えず心を引っ掻いているんだ

僕らが見ている

この景色はさ　まさしくうつつだった

誰も彼もが

知らず知らずに何かに化けているんだ

だけど気付かないふりをして

生きているんだ　わかるだろう

失ってしまった後悔も

産まれてしまった価値観も

全てあなたの為

ねえ　きっとさ

あなたはこれから冷たい夜を

何度も越えて行くのだろう

ねえ　憂いを恋うのは

余りに胸が痛いよ

ねえ　ずっとさ　

あなたは隣で笑ってくれると

僕は思っていたのになあ

ねえ　心の呪いが

解けないとしても

決して独りにしないから

思い出に刻まれた微笑みが

絶えず心を引っ掻いているんだ