始まりは音もない場所から

生まれ落ちた

触れるものもない箱庭

何が震えていた

寄り添うと聞こえた

行くあてない歌 唄うのだ

何もないけど 歩いてこう

少しずつ描いてこう

二人が確かにここに居た証を

残せるように

君だけの表情で

何度でも笑っていこう

絵が終わるまでは

形のないこの歌を

忘れてしまわぬように

そうと手を触れていたいの

消えてしまう思い出も

寂しくないように抱きしめて

夢を見せるの

大丈夫 君だけの場所だよう

だから泣かないで

光の方へ行こう

最近重ねたノイズがこぼれ落ちて

頬伝う いやから

単純重ねた回路で

浅い呼吸をずっと繰り返してた

まだ見ていたいよ 世界を

幾千のカケラもって

泡になる今を見通して

記憶になる前に

戻れはしないよ

だから今 この声で何度でも伝えて

夢が終わるまでに

形のないこの歌を

忘れてしまわぬように

この呼吸を止めはしないよ

形のないココロが こんなにもさ

張り裂けそうになってさ

笑えてしまうぐらい君を思ってる

欠けた星があまりに綺麗だから

待ち尽くした昨日から

歩き始めて行こうか 二人で

大丈夫 君だけの場所だよう

だから泣かないで

光の方へ行こう

始まりは音もない場所から

生まれ落ちた

星のカケラを見ていた